パレスチナ:ハンガーストライキを行っている拘留者の状態について、国連報道官が回答
2020年10月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼︎国連報道官は、拘留者マーヒル・アフラス氏の状態に関する『クドゥス・アラビー』紙の問い合わせに答える。
【本紙】
国連の公式報道官であるステファン・ドゥジャリク氏は本日水曜日、国連中東和平担当特別調整官であるニコライ・ムラデノフ氏がイスラエル当局に対し、パレスチナ人の囚人たちを公式に裁判にかけるか、もしくは彼らを釈放するよう繰り返し要請していることを明らかにした。
以上の内容は、本紙がドゥジャリク氏へ投げかけた問い合わせに対し、同氏から得られた返答の中で言及された。またこの問い合わせは、80日間ハンガーストライキを行っているパレスチナ人拘留者マーヒル・アフラス氏の状態について、またこの問題に関してムラデノフ氏から何らかの声明があったかどうかについて尋ねるものであった。
ドゥジャリク氏は以下のように述べた。「それについて私が言えることは、ムラデノフ氏がマーヒル・アフラス氏の容体の悪化に対して深い懸念を抱いていることである。彼はイスラエル当局に対して、全てのパレスチナ人の拘留者を直ちに釈放するか、あるいは訴追することを繰り返し要請している」。
拘留者マーヒル・アフラス氏は占領当局が自身に対して行っている公式拘留の継続を拒否しつつ、80日間に渡ってハンガーストライキという戦いを続けている。
アフラス氏は非常に危険な健康状態の悪化にも関わらず、イスラエルの「カブラン」病院の病床で「勝利もしくは殉教」というスローガンを掲げながら、自由のための戦いを行っている。
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( 翻訳者:笠井野乃果 )
( 記事ID:50028 )