リビア:シリア人傭兵が参加して行われたハフタル司令官の舞台の軍事航空ショーで航空機が墜落、パイロット1人が死亡
2021年05月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ほとんどの参加者は傭兵…ハフタル司令官の部隊の軍事航空ショーで航空機が墜落、パイロット1人が死亡(写真)
【クドス・アラビー】
リビアの複数のメディア・レポートによると、本日土曜日にベンガジ市で行われたハリーファ・ハフタル司令官の部隊(正式名はリビア国民軍)の軍事航空ショーに同司令官が出席するなか、MiG-21戦闘機が墜落し、パイロット1名が死亡したと報じた。
ハフタル司令官の部隊のアフマド・ミスマーリー報道官は昨日金曜日の記者会見で、今日土曜日に「近年のリビアでは最大規模となる軍事航空ショー」を、べニナ軍事基地で開催することを明らかにした。アフリガトニュースが伝えた。
ミスマーリー報道官はまた、ハフタル司令官の民兵組織に属する陸、海、空軍全ての軍事部隊、レンジャー部隊及び空挺部隊がショーに参加する予定だと明らかにした。
ハフタル司令官のショーに参加した人のほとんどはリビア人ではない。
これに対し、スレト・ジュフラ作戦司令室のハーディー・ダッラーフ報道官は「ゼラの農場に傭兵3,400人が駐留しており、彼らはハフタル司令官が行う軍事ショーに参加するために連れてこられた」とクドス・アラビーに宛てた声明のなかで強調した。
ダッラーフ書記長は、ショーに参加する8割がリビア人ではないとしたうえで、ハフタル司令官がショーの参加者たちに1,000ディナールを与える約束をしたと付け加えた。
ダッラーフ司令官は続けて、ベニナ軍事基地には傭兵のための特別な滞在場所があり、傭兵のなかには訓練、装備を終えたシリア人3,000人以上がおり、ショーにも参加していると述べた。
(後略)
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( 翻訳者:末広美羽・雨宮有希・内田かぐ美 )
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