パレスチナ:ファタハがUAE資本に対し警告
2020年10月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ファタハのエルサレム地域支部はパレスチナ人の血に染まったUAEの資本に対して警告

【ナザレ:本紙】

ファタハのエルサレム地域支部はパレスチナ人の血に染まったUAEの資本に対して警告した。UAEの資本は、パレスチナ指導部の前で門戸が閉ざされ、パレスチナ人による市内での活動が禁じられているときにイスラエルルートを通じて参入して来た。同支部のシャーディー・ムトゥール書記長は日曜に発した声明の中で、UAE使節団をはじめとするアラブ使節団によるエルサレムへの不審な訪問はパレスチナ人の心臓を突き刺す行為とみなされると述べた。また、「こうしたことに立ち向かい、頑強な盾となることは、アラブ服を纏いながらもイスラエル化してしまった、私たちの聖域や土地を守るための国家的で宗教的義務である」と指摘した。

ムトゥール書記長は、UAEによるアクサーモスクへの新たな参入は、火曜日に経済・財務大臣の指揮の下で行われる予定であり、特に現在計画中の入植プロジェクトをシェイフ・ジャッラーフ、ムスラーラ、ワーディー・ジャウズで建設するためのイスラエル当局とUAE政府間のパートナーシップ協定のもとでは、この参入がパレスチナの体に打ち込む多くの弓矢を携えているだろうと説明した。また、エルサレム市民が無慈悲にも直面したこのプロジェクトは、アラブ寄りの国ではなく、他でもないアラブの国によって行われているのだと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:井口 利奈 )
( 記事ID:50059 )