イラク:国連人権高等弁務官事務所が長期にわたる難民キャンプ滞在の危険性を警告(1)
2021年06月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク高等弁務官事務所「数千人もの子供と女性の生活が脅かされている」
【バグダード:本紙】
在イラク・国連人権高等弁務官事務所(公的人権機関)は昨日水曜日、数千人もの子供と女性が難民キャンプに滞在しているため、依然として彼らの生活が脅かされていると述べた。
同事務所は、同事務所に所属する複数のチームによる難民キャンプへの定期的な訪問を通じて、同地での長期にわたる滞在により数千人もの避難民が人道的苦難を強いられ続けていることを認識した。
同事務所のメンバーであるファーディル・ガラーウィー氏はプレスリリースのなかで、「避難民たちは精神的ショックと健康問題に晒されており、難民キャンプに滞在しているために多数の子供が教育を受ける権利を失った」と述べた。
同氏は続けて「(避難民に対して)補償金の支払い、自発的な帰還や破壊された地域の復興に必要な条件の確保、そして経済状況への対処がなされていないことが、彼らの自発的な帰還を妨げるもっとも顕著な障害となっている可能性がある」と述べた。
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( 翻訳者:今井綾香 )
( 記事ID:50084 )