サウジアラビア:風刺画をめぐる仏への対抗措置に慎重姿勢
2020年10月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
▪️サウジアラビアは、預言者ムハンマドの風刺画に起因するフランスへの措置の支持に慎重姿勢
【ドバイ:ロイター通信】
サウジアラビアは火曜日(27日)、預言者ムハンマドの風刺画を非難した一方で、フランスでこの風刺画が拡散していることへの対抗措置を講じるよう求める他のイスラーム諸国からの再三の呼びかけには慎重な姿勢を崩さなかった。
サウジアラビア外務省高官は声明の中で、表現の自由に関する授業で生徒たちに風刺漫画を見せた教師がパリで首を切断された事件に言及し、サウジアラビアは「誰が実行犯であろうとあらゆるテロ行為を非難する」と述べた。
また、(サウジアラビアの)国営放送が報じた声明で、サウジアラビアは「誰が実行犯であろうとすべてのテロ行為を非難する。そして、思想および文化の自由が尊敬や寛容及び平和を照らす灯台となり、また憎悪や暴力、過激主義を生み出し、世界の人々の共存と相互尊重の価値観に反するようなすべての行為や実践を拒絶する道しるべとなることを求める」と表明した。
サウジアラビア英字紙『アラブ・ニュース』は火曜日、ムスリム世界連盟のムハンマド・イーサー事務総長が、「過剰反応は『許容範囲を超えるほど否定的なもの』であり、憎悪を煽る者たちの利益にしかならない」と警鐘を鳴らしたことを伝えた。
(後略)
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( 翻訳者:當麻 舞美 )
( 記事ID:50094 )