チャヴシュオール外相、米大統領選を語る
2020年11月04日付 Cumhuriyet 紙


チャヴシュオール外相は、アメリカ大統領選挙に関する評価の中で「アメリカ国民がたとえ誰を選出しようとも、トルコとして私たちは、アメリカ政府と密接に連帯してことに当たり続ける準備があります。」と語った。

メヴリュト・チャヴシュオール外相は、アメリカ大統領選挙でどちらの候補が勝利すればトルコ-アメリカ両国関係にポジティブな影響を与えうるのか、との質問に返答をした。

同外相は、公正発展党(AKP)のシンクタンクである「政治経済社会調査財団(SETA)」の傘下で作成されているクリテル誌に語り、「どう予想しているのでしょうか?とりわけトルコ-アメリカ関係の点から誰が勝利するのが、よりポジティブな構図をもたらすのでしょうか?」という質問に、以下のように返答した。

「アメリカ合衆国の選挙結果について予測をするのは常に困難でした。なぜならば、国全体レベルの得票率以上に、各州の結果が最終結果を定めるからです。実際に前回の選挙で、国全体で最も票を獲得した人物ではなく、鍵となる州における争いを優位に終えた候補が大統領になりました。

しかも今回の選挙は、コロナウィルスが大流行し、これが経済に影響を及ぼし、人種差別に関する論争が影響して、アメリカ社会が恐らくは最も分断されてしまった 状況で行われることになります。この点で選挙結果に関して、今から予想をするのはあまり現実的ではありません。私たちはこの問題に関してあれやこれやと提言したり、期待を述べるべき問題ではありません。これを決定する権利はアメリカ国民にのみあり、このことに全ての人が敬意を払わなければならないのです。言い換えれば、アメリカ国民が誰を選ぼうとも、トルコとして私たちは、アメリカ政府と密接に連帯してことに当たり続ける準備があります。」

■「同盟」の精神と共に

チャヴシュオール外相は、バイデンをはじめとして何人かのアメリカの政治家たちが、選挙キャンペーンの際にトルコ内部の政治論争を道具にしようとしたことを、強く非難し続けることを強調したいと表明し、以下のように答えて話しを終えた。

「我が国は過去に共和党、民主党政権のいずれとも同盟の精神で協調して緊密に仕事をおこなってきた。この点で、今日もアメリカとの根本的な関係は、アメリカ大統領の政治的属性とは関係なしに発展するものと信じています。現行の地域的・国際的な問題のからみあいは、両国関係をさらに重要なものとしました。私たちが優先すべきことは、問題を解決へと導くこと、現行の機会を最大限に活用することです。」

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:50137 )