日本の全日本空輸は今年度において49億ドルの赤字を見込んでいる。
日本で最大規模の航空会社の一つである全日空(A N A)は、来年3月末までの2020年度において5100億円(49億ドル)の赤字に陥る見通しだ。A N Aの発表によれば、新型コロナウイルス流行の状況で航空旅行の需要が減少したため、同社は、今年度において赤字を見込んでいることを明らかにした。公表されたデータによると、A N Aは3月から9月の6ヶ月間において総収入が72%減少し、1880億円(17.9億ドル)の赤字を記録した。去年の同時期と比較してA N Aは、国際線収入の94%、国内線収入では78%のレベルで経済損益に陥ったことを明らかにした。この状況でA N Aは、2021年3月末までの2020年度の売上高が62%以上減り、合計5100億円(49億ドル)の記録的水準で赤字になると見込んでいる。共同通信社によると、雇用市場が不透明な状況で同社は、複数の国内銀行との間で4000億円に相当する劣後ローンを組むことで合意した。記者会見でA N Aの最高経営責任者(C E O)である片野坂真哉氏は、今年度における業績見通しの厳しい状況を強調した。片野坂氏は、「2021年度には可能な限りのあらゆる措置を講じて黒字に戻していく」と方針を述べ、アジア市場向けの新しい格安航空会社を設立するということを示唆した。
( 翻訳者:磯野薫奈 )
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