アメリカ:69%のムスリムが大統領選でバイデン氏に投票
2020年11月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■69%のムスリムがアメリカ大統領選でバイデン氏に投票
【ニューヨーク:アナトリア通信】
世論調査によると、アメリカ合衆国のムスリム有権者の69%が民主党の大統領候補であるジョー・バイデン氏を支持した。
調査は、「2020年大統領選挙におけるムスリム有権者投票調査」というタイトルで、アメリカ・イスラム関係評議会(CAIR)が実施し、木曜日に発表したものだ。
調査では、100万人以上のムスリムが大統領選挙に投票し、そのうち69%がバイデン氏に、17%が共和党候補のドナルド・トランプ大統領に投票したことが示された。
そして、トランプ氏を支持するムスリムの票の割合が2016年の選挙では13%だったのと比較して、今回の選挙では4%増加したことが確認された。
CAIRのニハード・アワド議長は、今回の選挙へのムスリムの投票率が84%に達したとしたうえで、「アメリカのムスリム・コミュニティは、国内の地方および国政治選挙や州の選挙の結果に影響を与える重要な立場にある」と述べた。
アメリカ合衆国には約345万人のムスリムが住んでおり、人口の1.1%を占めている。その多くは「スイング・ステート」(激戦州)に在住していることから、彼らの票は重要だと考えられている。
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( 翻訳者:佐伯麻実・ET・谷口萌依・安井日寧子 )
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