イラン: バイデン氏当選後の米国の政策転換に期待
2020年11月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イランはバイデン氏の勝利を受け、米国がその政策を転換することを希望する
【テヘラン:DPI通信】
イランのイスハーク・ジャハーンギーリー副大統領は、ジョー・バイデン氏が米国大統領に当選したのち、同国が政策を転換する可能性についての期待を表明した。
同氏はTwitter上に以下のように投稿した。「米国における選挙結果の報道とともに、ついに向こう見ずかつ戦争を呼び寄せる(大統領としての任期満了を控えたドナルド・)トランプと彼のチームの時代が終焉を迎えた」。
同氏は続けて「トランプの政治は国際条約違反と経済制裁、そしてテロへの支援や人種差別に基づくものであった」と述べた。
イラン・イスラム共和国の報道機関であるイルナー通信が報じたところによると、同氏は以下のように強調した。「トランプによって課された最大限の抑圧的政策に対し、抵抗によってこれを耐え忍んだイランの人民は、彼らの生活への広範な打撃や、病人たちが医薬品を入手できなかったこと、カーセム・スレイマーニー将軍の暗殺に起因する深い痛みを忘れることはないであろう。
同氏は続けて「我々は、米国の破壊的な政策の転換、(同国による)法への回帰、国際法の遵守、そして人々の尊重がなされることを望む」と述べ、声明を終えた。
トランプ陣営は2018年、イランに経済的利益を与えることと引き換えに同国が核兵器の保有することを禁じる核合意から一方的に撤退していた。
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( 翻訳者:宮川寛人 )
( 記事ID:50153 )