【写真】サフラン/収穫シーズンの始まりと季節労働者
2020年11月09日付 Hamshahri 紙
“多くの季節労働者は生計を立てるために、毎年仕事を心待ちにしている。補助金や支援物資を受け取ることができないアフガン移民はなおさら季節の仕事を待ち望んでいる。”
【ハムシャフリー電子版】イラン学生通信(ISNA)によると、ラザヴィ・ホラーサーン州でのサフランの収穫シーズンが始まった。サフランの花の仕分け(サフランの花からスパイス等に使う赤い雌しべを抜き取る作業)は、羊毛の刈り取りやピスタチオの収穫と比べても、季節労働者にとってより収益性の高い作業だ。今年の仕分け作業の賃金は、サフランの花1kgあたり約30,000トマーン[訳注:日本円にして約750円/2020年11月11日現在]。この賃金は(サフランの花の)収穫シーズンが終わりブローカーへの引き渡しが済むまで支払われることはない。
この仕事に従事するマシュハドのゴルシャフル地区に暮らすアフガニスタン人移民の多くは、サフランの花をブローカーから購入するが、このブローカーたちはトルバテ・ヘイダリーイェなど周辺の街のバーザールから仕入れて配送をしている。またトルバテ・ヘイダリーイェは8,400ヘクタールの耕作地を有し、トルバテ・ジャームやゴナーバード、ハーフなどといった周辺の村や郡から多くの労働者を集め、サフランの収穫は7万人の直接雇用を生み出している。
この地域のサフランの平均収穫量は1ヘクタールあたり4kgであり、イランのサフラン生産で80%のシェアを誇るラザヴィ・ホラーサーン州は、世界におけるサフラン生産の中心地でもある。
写真:アシュカーン・ポルデル
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( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:50171 )