スーダン:紅海沿岸にロシアの軍事拠点建設を認める
2020年11月19日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スーダンにロシアの軍事拠点を建設、政府は沈黙、目的は不透明

【ハルツーム:バフラーム・アブドゥルムネイム、アナトリア通信】

ロシア政府は、ロシア海軍の補給拠点をスーダン領内の紅海沿岸に建設するという合意の発表によって、事実上スーダンや東アフリカ地域に介入し始めた。

このスーダンに対するロシアの動きは、米政府がスーダンのテロ支援国家指定解除の意向を伝えてから短期間の間に行われた。というのも、米国の決定は広範囲にわたる門戸開放につながった結果、スーダン領内にロシアの拠点を建設する可能性について思案するようになったからだ。

ロシアの公式発表にも関わらずスーダン政府は完全な沈黙を守っているが、それは多くのことを語っている。とりわけ、スーダンの政権当局者ら、つまり主権評議会と内閣と(連立与党を構成する)自由変革同盟との間には、外交関係に関して大きな意見の隔たりがあることを雄弁に語っているのだ。

ロシアの補給拠点建設に関して繰り返されている質問に対して、スーダン軍のヒシャーム・ウスマーン・フセイン広報局長は簡潔に「まだだ」とだけ答えた。

民政移管政府の高官からの公式声明を引き出そうとスーダンの諸勢力とコンタクトを取ろうとする試みているが、政府高官らもまた沈黙を守っている。

(後略)

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( 翻訳者:KT )
( 記事ID:50176 )