サウジアラビア:作家がアクサー・モスクはエルサレムにあるのではないと主張(1)
2020年11月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビアの作家がアクサー・モスクはエルサレムにはないと主張
【NP:本紙】
サウジアラビアの作家であるウサーマ・ヤマーニー氏は同国オカーズ紙が掲載した「アクサー・モスクはどこにあるのか」という題名の記事の中で、「アクサー・モスクは、占領下のエルサレムではなく、王国西部のタイフ市にあるジュアラーナと呼ばれる地域に存在する」と主張した。
同氏は「多くの人々が知らないことだが、エルサレムは使徒の時代や教友たちの時代には現在と同様の名称ではなかった。かつてはイーリヤーという名前で知られていたのである」と述べた。
さらに「実際、エルサレムに初めて固定化された名称はウルサルムないしはウルシャルム(平和の都)であった」と付言した。
そしてヤマーニー氏は「アクサー・モスクがパレスチナにあると大勢の人が考えている原因は、多くの歴史書やクルアーン解説(タフシール)書、とりわけ古い文献においてアクサー・モスクはエルサレムにあると述べられていることにある。そしてここから、エルサレムとキブラ、アクサー・モスクの混同が生じることになったのである」と述べた。
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( 翻訳者:吉永伊吹 )
( 記事ID:50187 )