イスラエル:イスラエル・サウジアラビア・UAE・米共和党による同盟関係が生まれる可能性
2020年11月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルのオブザーバーはバイデン氏に対するイスラエル・サウジアラビア・UAE・米共和党による同盟関係の構築について述べる
【ナザレ:本紙】
イスラエルの番組は、現状においてバイデン氏に対して形成されるサウジアラビア・UAE・イスラエル・米共和党の同盟関係が存在するのかどうかについての地域的疑問がわきあがるなか、ベンヤミン・ネタニヤフ占領政府首相が来月初めてUAEを公式訪問する予定であると述べた。
イスラエルの番組「E 24」は、ネタニヤフ首相の訪問はムハンマド・ビン・ザーイドアブダビ皇太子からの招待に応じて行われると述べた。
ネタニヤフ氏のUAE訪問という文脈のなかで、アナリストたちとオブザーバーたちは、米国内だけでなくその国外においても、トランプ氏の敗北によって被害を被った当事者らまとめるような動きが実際に存在するのかをめぐって疑問を投げかけあっている。
彼らはサウジアラビアとイスラエルの両国がバイデン氏の勝利を生暖かく迎えていることに注目している。また彼らは、(今後形成される)同盟の中心がイラン・ファイルになるとみている。彼らの見立てでは、この同盟は一方からはUAE、サウジアラビア、バハレーンが、他方からはイスラエルと米共和党員らが参加することによって形成されるものとなる。そしてこの同盟は、バラク・オバマ前大統領とバイデン副大統領が残した遺産、特にイランとの核合意を排除するための努力として、トランプ氏が過去4年間に行ってきたことの成果を停止するために、バイデン大統領がテヘランに対してとることが予期される措置を妨害し阻止しようと働きかけるだろう。
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( 翻訳者:谷崎優貴 )
( 記事ID:50201 )