イスラエル:シリアにあるイランとシリア政府軍の軍事目標を攻撃
2020年11月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルがシリアでイランとシリアの8つの軍事目標を攻撃

【ナザレ:本紙】

水曜(18日)の夜、イスラエルの戦闘機はイランのコッズ部隊とシリア政権軍の軍事目標に対する攻撃を仕掛けた。地対空ミサイルの発射台に加えて倉庫、司令部、軍事施設が標的となり、死傷者が出た。

イスラエル軍の声明によると、この襲撃はイランの指導のもとで活動するシリア部隊が被占領地ゴラン地域にあるシリアとの国境フェンスの近くに即席爆発装置(IED)を埋めたことに対抗したものだという。

イスラエルの声明は「IEDの発見は、シリアにおいてイランが継続的に盤石な地位を保っていることを示すさらなる証拠である。わが軍は、シリアの領土から行われるあらゆる行動の責任はシリア政府にあると考えており、地域の安定に脅威を与えるシリアにおけるイランの揺るぎない地位を打ち崩すべく必要に応じて行動し続ける」と続けた。

イスラエル軍の報道官は、イスラエル軍はいかなるシナリオにも対処すべく警戒態勢を維持していると明らかにし、「シリア政府軍とシリア国内のコッズ部隊の軍事目標に対して、ゴラン地域からダマスカスまで、高度な空爆を仕掛け成功した」と述べた。さらに「我々は、イランの指導の下でイスラエルとの国境周辺の村に住むシリア人らによりゴラン高原南部の国境沿いに埋められたとみられる3つの強力なIEDが発見されたことを受けて、イランとシリアの拠点を標的にした」と続けた。

(後略)

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( 翻訳者:坂上晴郁 )
( 記事ID:50202 )