サウジアラビア:英国人権団体がG20のボイコット運動を始める
2020年11月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■英国の人権団体と拘束されているサウジアラビア人の家族らがG20のボイコットを求める運動を開始
【n.p.:本紙】
英国にあるアラブ人権機構(AOHR)は金曜(20日)、サウジアラビアで政治的理由により拘束されている人々の家族と共にリヤドで開かれるG20のボイコット運動を開始した。
声明は、「リヤド・恥のサミット―G20ボイコット運動」と題されている。
AOHRのウェブサイトに投稿された声明によると、英国を拠点とするAOHRは一部の政治的理由で拘束されている人々の家族と共にG20のボイコットを求める運動を開始したという。拘束されている人々の家族には、38か月以上拘束されている思想家サルマーン・アウダ氏の息子であるアブドッラー・アウダ氏、32か月以上拘束されている活動家アブドゥッラフマーン・サドハーン氏の姉妹であるルジャイヌ・サドハーン氏、そして30か月以上拘束されている活動家ルジャイヌ・ハズルール氏の姉妹であるリーナ・ハズルール氏がいる。
また運動の賛同者らは、この運動には『ワシントン・ポスト』(米国)、『ガーディアン』(英国)、『ロサンゼルス・タイムズ』(米国)、『南ドイツ紙』(独)、『トロント・スター』(加)といった世界の主要紙に広告を打つことが含まれていると発表した。
なお、このボイコット運動は、サウジアラビア当局がこの土曜と日曜に開かれるG20を主催する一方で行っている深刻な人権侵害行為にスポットライトを当てることを目的としているという。賛同者らは、サウジアラビア政府が男女問わず思想家や活動家を拘束し続ける限りこのサミットを開催することは無意味であると強調した。
(後略)
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( 翻訳者:福井寧々 )
( 記事ID:50212 )