UNAMI:シンジャール合意の完全な施行を呼びかけ
2020年11月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シンジャ―ル合意の完全な施行に向けた国際的な呼びかけ

【バグダード:本紙】

ジャニーン・プラスチャールト国連イラク支援団(UNAMI)代表は、イラク連邦政府とクルディスタン自治政府に対し、「シンジャ―ル合意」の施行プロセスを加速するよう促した。そのうえで、数日中にこの地域の安定に向けての「変革」が見られると前向きな見方を示し、この合意を成功させるために戦う所存であると断言した。

プラスチャールト代表は、ニーナワー県への訪問期間中に(自らが)催した記者会見で「私は、ここシンジャ―ルを訪問できて大変光栄に思っています。また、シンジャ―ルの多くの住民の方々と集うことができて大変うれしく思います」と挨拶をした。そして「会談ではシンジャ―ル合意について話し合われた」と公表した。

さらに「シンジャ―ル地域の安定までには長い時間を要した。しかし我々は(今)、この合意から動き出した。再建プロジェクト、行政サービスの改善、避難民の帰還を一刻も早く行うことが必要である」と強く訴えた。

「(合意を実行に移すために)最も重要なことは、安定、治安の強化、さらに行政の統一である。合意だけでは不十分だ。しかし私は、イラク連邦政府とクルディスタン自治政府の関係者たちと協議を重ね、速やかに合意を実行に移すように働きかけてきた」と表明した。

(後略)

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( 翻訳者:横尾龍汰 )
( 記事ID:50221 )