モーリタニア:前大統領を支持する「奇妙な声明」が発表される
2020年11月26日付 al-Quds al-Arabi 紙

■モーリタニア:「奇妙な声明」がガズワーニー大統領を「同胞団と共謀した」と非難し、前大統領を支持する。

【ヌアクショット:アブドゥッラー・マウルード、本紙】

過去10年間モーリタニアを統治し、2ヶ月以上前から経済・金融犯罪警察による取り調べを受けているムハンマド・ウルド・アブドゥルアズィーズ氏にまつわる問題が、再び話題の中心に躍り出た。これは、不当な扱いを受ける人々を擁護するスローガン掲げた無名の運動が前大統領を支持し、ガズワーニー政権を危うくするような声明を発出したことを受けての展開だ。

前述の運動の指導者たちは、声明と並行して何週間も姿を見せていない前大統領が写った写真を公開した。これを受けて、前大統領の政敵たちは声明の内容に厳しく返答するようになった。

「不当な扱いを受ける人々を擁護する国民運動」は、声明の中で「市民社会や政治コミュニティにおける若き活動家、また国内外の様々な大学を卒業した者たちの多くは、自国に降りかかるリスクや自国の未来をはじめとする国内外の困難な現実を前にして、祖国が本来の方向に回帰するための運動を組織することに合意した。ムハンマド・アブドゥルアズィーズ前大統領の指揮の下で実現した創出、発展、繁栄といったプロセスによって他の政権とはとは一線を画した黄金の10年間に、全ての国際機関、地域機関、さらには国際社会や世論からも信頼を得た後、祖国は捻じ曲げられてしまった」と明らかにした。

(後略)

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( 翻訳者:吉光奈々子 )
( 記事ID:50236 )