イスラエル:トランプ政権任期末に乗じてシリアでイランへの打撃を強化
2020年11月26日付 al-Mudun 紙


■イスラエルはトランプの最後の日々に乗じてシリアでイランへの打撃を強化

【本紙:n.d.】

シリア人権監視団は、デリゾール東部に位置するアブ・カマル農村地帯にある親イラン民兵の拠点複数カ所を標的とする新たな空爆があったと発表した。

監視団は、イスラエルと思われる正体不明の航空機複数機が木曜日夜明け、デリゾール東部農村地帯のアブ・カマル市西のジャラー、ハムダーン両砂漠にある「ザイナビユーン旅団」の拠点や集結地複数カ所を狙った、と述べた。

爆撃は人的・物的被害をもたらし、組織の司令官2名を含む19名の民兵が死亡した。それ以外にも死者がいるとの情報があるほか、負傷者がおり、その一部が重篤であるため、死者数の増加が見込まれる。また爆撃によって拠点複数カ所と車両複数台が破壊された。

シリア人権監視団は11月22日にも、デリゾール東部にあるアブ・カマル農村地帯の親イラン民兵の集結地複数カ所に対して、イスラエルと思われる戦闘機複数機によって爆撃が行われ、人的被害が出たと記録していた。

シリアでイランを標的にするイスラエルの爆撃が最近になって繰り返されている。もっとも最近に行われたのは先週土曜日で、シリア東部で親イラン戦闘員14人が死亡した。そのほとんどがイラク人であった。

イスラエルの公式テレビ番組「KAN」は、複数のイスラエル筋の話として、ドナルド・トランプ米大統領が残留しているの乗じて、占領軍がシリアでのイランの存在を狙った爆撃を強化していると伝えた。

(後略)

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( 翻訳者:朝比奈優有・平野日向子・坂上晴郁・宮城蓮 )
( 記事ID:50238 )