シリア:デンマークが国内のシリア難民に対する滞在許可凍結などの措置を正当化(1)
2021年06月06日付 al-Mudun 紙


■デンマークは13000人のシリア人が既に自国に帰還したとしてシリア難民への対応を正当化

【本紙】

デンマークのメディア筋は、メッテ・フレデリクセン首相率いる政府が、数千人の難民がコペンハーゲン空港を経由しシリアを訪れたことに関するデータをUNHCRに提出したと明らかにした。これはデンマークにおけるシリア難民の滞在許可を凍結し、彼らに対しシリアへの帰還を要求するという政府の決定を正当化する枠組みの一環である。

デンマーク政府のデータは、2018年から2021年までの期間にシリアを訪れたシリア難民の数が13,000人に達し、そのうち4,000人はデンマークに、その他はヨーロッパ諸国に滞在していたと示しており、同時に彼らがシリア国内で脅威にさらされていないことを明らかにしている。

中道左派のデンマーク政府の見方では、少なくともシリアやその国内の諸地域(ダマスカスや同市郊外地域)はすでに安全を取り戻しており、難民は帰還するべきだとしている。これは難民問題に関連しデンマークが採用している「厳格な」政治を正当化する枠組みに含まれる。

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( 翻訳者:武田ほのか )
( 記事ID:50262 )