エジプト:人権活動家らへの弾圧(1)
2020年11月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプトの人権活動家らへの拷問の1週間:拘束とテロリスト認定

【カイロ:本紙】

エジプト当局がある独立系人権団体に対して開始した治安上の攻撃は、 国内外でエジプトの人権状況に対する批判の波を引き起こした。なお、この攻撃は多くのエジプト駐在の外交官や大使らが同団体の本部を訪問したことを受けたものだという。

人権活動家らに対するこの攻撃は、米大統領選で民主党候補ジョー・バイデン氏が勝利したことでエジプト当局は治安維持の手を緩めるだろう、とウォッチャーらが予想していた中で起きた。

エジプトの治安機関は先週、「個人の権利のためのエジプト・イニシアチブ(EIPR)」の職員3人を逮捕した。逮捕の数日前には、大使や外交官らが同団体の本部を訪れ、エジプトにおける人権状況の問題について会談していた。

逮捕されたのはEIPR作業チームの3名で、事務局長のガースィル・アブドゥッラーズィク氏が今月11月19日夕方自宅で、刑事司法ユニット責任者のカリーム・インナーラ氏は11月18日の正午に、そして運営責任者のムハンマド・バシール氏は11月15日に逮捕された。

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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:50267 )