バーレーン:イスラエルが占領する西岸の入植地産の産品をイスラエル産とみなすと閣僚が発言
2020年12月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
◼️2人のイスラエルのジャーナリスト:バーレーンの閣僚は、入植地産の製品を「承認する」との決定を明らかにする
【エルサレム:本紙】
2人のイスラエルのジャーナリストが明らかにしたところによると、バーレーンのザーイド・ビン・ラーシド・ザヤーニー産業貿易観光大臣は木曜日、同国が占領下のパレスチナの領土に建設されているイスラエル入植地産の製品の自国への流入を妨げず、それらをイスラエル産として扱うと伝べた。
ニュースサイト「タイムス・オブ・イスラエル」のジャーナリストであるラファエル・アハーリーン氏とニュースサイト「ワッラー」のジャーナリストであるバーラーク・ラーフィード氏は、ツイッター上でのそれぞれのツイートで、「バーレーンの閣僚は「バーレーンは入植地産の製品をイスラエル産であると認める予定で、その流入を妨げることはない」と発言した」と述べた。
2人のイスラエルのジャーナリスト、アハーリーン氏とラーフィード氏は、ザヤーニー大臣の発言が各々の単独インタビューのなかで行われ、近くそれぞれのニュースサイトで公開されると明らかにした。
アハーリーン氏によると、バーレーンの閣僚は「率直に言うと、製造・出荷される箇所、都市、地域に違いがあるとは見ていない」と述べたという。
イスラエルのニュースサイト「ワッラー」のジャーナリストであるバーラーク・ラーフィード氏によると、バーレーンの閣僚は同ニュースサイトに対して、この発言を繰り返したという。
ラーフィード氏は、ツイッター上のツイートで、近く公開されるインタビューについて、こう述べた。「ザヤーニー大臣はバーレーンがイスラエル産と西岸入植地産の製品を区別せず、全てのそれらの製品をイスラエル産として扱うだろうと述べた」。
アラブの国が、占領下のパレスチナの領土に作られた入植地産の製品をイスラエル産として対応すると発表した前例はない。
(後略)
( 翻訳者:田川知佳・當麻舞美・山下聡一郎 )
( 記事ID:50273 )