モロッコ:女性への暴力に関する公式調査結果が明らかに(1)
2020年12月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■公式調査の結果、モロッコで女性への暴力が続いていることが明らかに

【ラバト:本紙】

モロッコにおいて統計や計画策定を担う公的機関である「高等計画委員会」は昨日火曜、リモートで記者会見を催し、その中で、女性および男性に対する暴力を巡る同委員会が行った調査結果を発表した。調査は昨年2月から7月の間にUN Womenの支援を得て実施され、モロッコすべての地域を対象とした。また、対面でのインタビューによって、15歳から74歳までの国内の様々な社会階層や集団を代表する12000人の少女と女性、3000人の少年と男性のサンプルデータを収集することで調査が行われた。なお、この調査の目的は、暴力に対する社会的コスト、特に被害者の子供に対する社会的コストの評価、および個人や家族、社会に対する直接的ないしは間接的な暴力の影響に関連する経済的コストの評価とされた。

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( 翻訳者:関夏海 )
( 記事ID:50290 )