モロッコ、イスラエル:トランプ大統領が両国関係正常化を合意したと発表、西サハラに対するモロッコの主権を承認
2020年12月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


モロッコ、イスラエル:トランプ大統領が両国関係正常化を合意したと発表、西サハラに対するモロッコの主権を承認

■トランプ大統領がモロッコとイスラエルの関係正常化への合意を発表...西サハラに対するモロッコの主権を承認(ツイート)

【n.p. 本紙】

アメリカのドナルド・トランプ大統領は今日木曜日、イスラエルとモロッコが両国の関係正常化に合意したと発表した。またこれによって、モロッコは過去4か月間にイスラエルとの敵対を停止した4番目のアラブ国家となった。

この合意の一環として、トランプ大統領はまた、西サハラ地域に対するモロッコの主権の承認を発表した。同地域では、アルジェリアの支援を受けて同地域に独立国家を樹立しようとする分離独立運動であるポリサリオ戦線とモロッコの間の地域紛争を数十年来目撃してきた。

米高官は、トランプ大統領がモロッコ国王ムハンマド6世との木曜日の電話会談中に合意に達したと述べた。

トランプ大統領はツイッター上に「今日、また新たな歴史的躍進があった! 私たちの2人の親友であるイスラエルとモロッコ王国は、完全な外交関係を確立することに合意したーーこれは、中東和平のための大いなる躍進だ!」と書き込んだ。

また「今日、私は西サハラに対するモロッコの主権を認める宣言に署名した。モロッコの自治に関するモロッコの現実的で真摯な提案は、公正且つ持続的な和平と繁栄を達成するための唯一の基盤だ!」と付け加えた。

トランプ大統領はさらに、「モロッコは1777年にアメリカ合衆国を承認した。したがって、西サハラに対する彼らの主権を承認するのがふさわしい」と続けた。

合意に基づき、モロッコはイスラエルとの完全な外交関係を樹立し、公式な国交を再開する。またすべてのモロッコ国民に対し、トランジット、(イスラエルへの)入国、イスラエルとの往来が許可される。

(後略)



Another HISTORIC breakthrough today! Our two GREAT friends Israel and the Kingdom of Morocco have agreed to full diplomatic relations – a massive breakthrough for peace in the Middle East!

— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 10, 2020


Today, I signed a proclamation recognizing Moroccan sovereignty over the Western Sahara. Morocco's serious, credible, and realistic autonomy proposal is the ONLY basis for a just and lasting solution for enduring peace and prosperity!

— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 10, 2020



Morocco recognized the United States in 1777. It is thus fitting we recognize their sovereignty over the Western Sahara.

— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) December 10, 2020


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( 翻訳者:半田桃香・猪股陽気・吉光奈々子 )
( 記事ID:50295 )