モロッコ:女性への暴力に関する公式調査結果が明らかに(2)
2020年12月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■公式調査の結果、モロッコで女性への暴力が続いていることが明らかに

【ラバト:本紙】

昨日本紙が入手した調査結果によると、50歳未満の年齢層の少女および女性様々な形の暴力に最もさらされており、歳を取るにつれて、ジェンダーに起因する暴力のターゲットとなることが少なくなるという。というのも、50~54歳の女性の51.6%が暴力に苦しんでいるのに対し、55~59歳の者の中では46.8%、60~74歳の者の中では33.2%でああったのだ。また調査結果によって、教育は暴力から女性を守らないこと、つまり教育を受けた女性たちはより一層の暴力に苦しんでいることが明らかになった。というのも、高等教育を受けた女性の中で暴力を受ける割合は62.7%に上り、中等教育および職業教育を受けた女性はおよそ65%であったのに対し、教育を受けていない女性の間では49.6%だったのだ。一方、活動別では、に就業していない女性、特に主婦は、暴力のターゲットになる割合(54.8%)が、就業している女性(64.2%)や失業中の女性(73.5%)よりも低いという。

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:関夏海 )
( 記事ID:50301 )