エジプト:コプト正教会が教会活動の中断を発表(2)
2020年12月06日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプトの正教会はコロナによる5人の司祭の死を受け一か月間活動を停止

【カイロ:本紙】

教会活動の中断を最初に発表したのは北シュブラー教会のアンゲロス総主教であり、同氏が活動の停止期間を2021年1月まで延長した。第二の活動停止の声明は南シュブラー教会のマカーリー総主教によって発された。主教らによる同様の決定に先立ち、様々な教区で多くの決定がなされていた。たとえば、アッバ・ビースィンティーは木曜の夜、対面での日曜学校を中断し、オンラインに切り替えることを発表した。

また教皇タワドロス2世はカイロとアレキサンドリア以外の教区を統括する主教たちに、彼らの教区における健康状態に従って対策を継続することを委託すると発表した。

コプト正教会は、感染を拡大させることへの恐怖から修道院を続々と閉鎖する決定を行っている。修道院は閉鎖的な場所だとみなされており、一人一人の罹病によって、疾患がその場にいる残りの人々に移る可能性があるからである。ファイユームの大司教であるアッバ・イブラームはアザブにあるアッバ・イブラーム修道院、ナクルーン砂漠にある大天使アブー・ハシャバ修道院の有名な大天使ガブリエル像、ワーディー・リヤーンにあるアレキサンドリア・聖マカリウス修道院において受け入れたあらゆる旅行や訪問について謝罪を行った。

(後略)

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( 翻訳者:横尾龍汰 )
( 記事ID:50304 )