エジプト:人権活動家らへの弾圧(2)
2020年11月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■エジプトの人権活動家らへの拷問の1週間:拘束とテロリスト認定

【カイロ:本紙】

検察は訴訟番号2020年第855号においてEIPRのメンバー3名の15日間の勾留を決定した。当該訴訟には多くの民主化活動家が含まれており、その起訴内容には、目的を知ったうえでテロ組織へ参加したことや、公共の安寧を乱したり公共の利益を損ねたりするような虚偽のニュースや声明を拡散したことがあげられている。

なお、ガースィル・アブドゥッラーズィク氏は拷問を受け、罪状にかかわらずあらゆる囚人に保障される最も基本的な権利すら剥奪されている。というのも、同氏は独房に監禁され、運動を禁じられ、ベッドマットレスや冬用の衣服も与えられていないのだ。

また、新たになされた批判として37人のアメリカ議会議員が連名で書簡を提出し、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領に対してEIPR指導者らを無条件で釈放し、拘束を止め、そしてエジプトの人権団体に対する中傷キャンペーンを終了するよう求めた。

書簡は上院議員タミー・ボールドウィン氏の公式サイトで公開されており、議員らは、人権を擁護する者に対する違法な拘束及びその他の重大な侵害行為は、アメリカ合衆国が国際安全保障上のパートナーに期待する民主主義の規範に反すると訴えている。

(後略)
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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:50313 )