レバノン・イスラエル間の海上国境に関する協議が行き詰まる(1)
2020年12月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
■海上国境…イスラエル側の「解釈」とレバノン側の「条件」の間で
【n.p.:本紙】
およそ2か月前に開始した、イスラエル・レバノン間の海上国境の画定に向けた協議は、イスラエル側の慎重な楽観主義により目下行き詰まりに直面しているように見える。イスラエルはこの行き詰まりの原因がレバノン側による強硬アプローチであるとしており、(例として)レバノン政府が近年提示している姿勢における一連の矛盾が挙げられるとしている。厳しい経済・政治危機に直面しているレバノン政府は、地中海における埋蔵ガス調査の開始日程を早めることができる同合意の実現に大きな期待を抱いている。しかし、同時期における合意(の締結)はいまだ遠い道のりであると見られている。
米国が着手した両国間協議は、国境を越えたレバノン側のラッス・ナークーラにある国連施設で行われている。これまで4回にわたって会合が行われ、いずれもが3~5時間続いた。
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( 翻訳者:ヘス木有那 )
( 記事ID:50315 )