イエメン:フーシ派がサウジ軍拠点を攻撃
2020年12月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■フーシ派はジーザーンのサウジ軍拠点への攻撃を明らかにする

イエメン:フーシ派は、サウジアラビア南西部でイエメン国境近くのジーザーン地域にあるサウジ軍拠点を攻撃したと発表した。

フーシ派は土曜日の深夜、衛星チャンネル「アル=マシーラ」で、同組織メンバーがジーザーン地区のジャッラ渓谷で「サウジ軍拠点」および(彼らいわく)「傭兵」(イエメン軍を指す)と呼ばれる対象への攻撃を実施したと報じた。また生じた損害については言及しなかった。

同チャンネルは、武装組織であるフーシ派が「サウジ軍の複数拠点を重火器によって掃討した後、いくつかの経路を前進した」と報告したが、詳細は明らかにしなかった。

このことに関してサウジ側またはイエメン政府側からの即時のコメントはなかった。

国連によると、イエメンでは6年以上にわたって戦争が継続しており、これまでに233,000人が犠牲になった。さらに同国人口約3,000万人の80%が世界最悪の人道的危機に際する支援と援助に依存しているという。

イエメンにおける紛争には地域的な拡大が生じており、サウジが率いる有志連合は2015年3月以来、イランの支援を受けながら首都サナーアを含むいくつかの州を支配するフーシ派に対抗し、イエメン政府軍を支援する軍事作戦を実施している。

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( 翻訳者:井上紗良 )
( 記事ID:50322 )