シサル・チャンス社が運営する国民宝くじの特別年始抽選では、史上最高の1億トルコリラの賞金が設定され、抽選まで日数が数えるほどとなり興奮が生じている。幸運を求める人は、夢を実現させるため売り場へと向かっている。売り場では、4分の1券が25リラ、ハーフ券は50リラ、フル券が100リラで販売され、売店の前には長い行列ができ始めた。エミニョニュにある有名な宝くじ売り場の前には、一日中長い行列が出来ていた。何十メートルにも伸びた行列は空からも窺うことができた。毎年運を試すのだという人もいれば、借金返済のためにという人、またある人は子供の教育費を賄うためと、くじ券を買うのだという。
■1時間行列で待ってからくじ券を買うことができた
ギュルセル・アイデミルさんは、くじ券を買うために20分間行列で待っていると話し、「行列の一番先が見えません。私はまだまだ後ろの方にいるが、待ち続けます。」と言った。ユスフ・ハタユルさんは、1時間待ったあとで4分の1券を4枚買ったと教えてくれ、「幸運を祈っています。全て4分の1券です。 一部は村に送ることを考えています。自分の家族はそっちにいます。もう一方の残りは自分のために買いました。当選したら、イスタンブルを出ていくことを考えています。イスタンブルの混雑と病気から逃れるためです。」と話していた。
■願わくばお金にも近づいた
アリ・アルスランさんも、何十分も行列で待った後で、望みは高いと述べた。アルスランさんは、「だいたい45分くらい待っています。近づいてきた、どれどれ。願わくばお金にも近づいた。希望は高い。昨年は買いましたが、当たりが出なかった。願わくば今年は当選しましょう、乞うご期待。今年は、当たりが出るまで抽選が続けられることも拍車をかけていて、そのことがこの長い行列の一因にもなっているのです」と話した。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:50339 )