ヨルダン川西岸地区:ユダヤ人入植者がパレスチナ人農家を襲撃
2020年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■占領軍と入植者がヨルダン川西岸でパレスチナ人農家を襲撃
【アナトリア:本紙】
マサファーヤッタ地区(ヨルダン川西岸の南端)で日曜日、パレスチナ人農家が入植者の襲撃を受け、多く農民が殴打されて負傷した。
現場を目撃した人たちは、「マサファーヤッタ東部で、複数の入植者が、その地で暮らすパレスチナ人農家や羊飼いたちを襲撃した」と語った。
そして「入植者たちは空中に向けて銃を撃ち、農作業中のパレスチナ人に石を投げた、その一つが一人の耳に直撃し、彼は治療のために病院に運ばれた」と証言した。
一方、ナブルス(ヨルダン川西岸北部)の南、ジャルド村でも、ユダヤ人入植者たちは、農民たちが自分の土地や農地に近づけないように嫌がらせをした。
目撃者の話では、入植者たちはイスラエル治安部隊に守られながら、農民たちの行く手を阻み、ジャルド高校近くの土地でオリーブの木を栽培できないようにした。この地がイスラエルの支配下にあり、(家屋やその他の建造物の)建築は違法だという理由からだ。
ヨルダン川西岸のパレスチナ人農家は、再三、入植者たちから襲撃を受けている。彼ら(入植者たち)は嫌がらせを繰り返し、パレスチナ人農家が農作業や羊の放牧などができないようにしている。
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( 翻訳者:高沼万惟子 )
( 記事ID:50344 )