サドル師:バグダード、グリーンゾーンへのロケット攻撃を非難(1)
2020年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
イラク:サドル師がバグダードに非常事態の宣言を要請
【アナトリア:本紙】
バグダード:シーア派の指導者であるムクタダー・サドル師は日曜日、グリーンゾーン(旧米軍管理領域)へロケット弾が撃ち込まれたことを受け、イラク政府に対して、バグダードを対象に非常事態の宣言を求めた。
イラク国防省の発表によると、米国大使館や多くの在外公館が立ち並ぶグリーンゾーンは日曜日の夕方、ロケット攻撃を受けた。
サドル師は、「民兵勢力が駐留に抗議するという名目で民間人を危険にさらすことは非難されるべきだ」と表明した。
さらに「国家の枠組みを超えて武器を使用する権利は誰にもない。イラク政府はバグダードに非常事態を宣言し、もっぱら民間人や在外公館を保護するという目的でのみ軍事力を利用するべきである。私は(政府と)万全な治安協力体制を確立するつもりである」と付け加えた。
そして「国家の枠組みや社会秩序を無視して武器を使用するような者は皆、テロリストか無法者だ」と続けた。
サドル師は声明で、バグダードの米国大使館に、今回のロケット攻撃に対する軍事的報復や安全保障上の措置などを行わないように勧告した。
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( 翻訳者:吉永伊吹 )
( 記事ID:50351 )