サドル師:バグダード、グリーンゾーンへのロケット攻撃を非難(2)
2020年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

イラク:サドル師がバグダードに非常事態の宣言を要請

【アナトリア:本紙】

セキュリティメディアセル(イラク国防省の部局)は日曜日、「無法者集団がラシードキャンプ(バグダード南東部)からバグダードのグリーンゾーンに向けて数発のロケット弾を発射した」と発表した。

また、ロケット攻撃によってバグダードのカーディスィーヤ地区の居住用建物が損傷したが、人的被害は免れたことも明らかにした。

親イランのカタイブ・ヒズボラ(イラクのシーア派組織)はロケット攻撃を非難し、暴走行為だと断言した。

そして「この時期に悪の大使館(米国大使館)を攻撃することは暴走行為である。管轄当局は実行犯グループを特定し、逮捕しなければならない。」と表明した。

ワシントンは、米国大使館やイラクの米軍基地を標的とした一連の攻撃の背後に、イランとつながりのあるイラクの武装組織の存在を疑っている。

イランとつながりのあるカタイブ・ヒズボラを始めとするシーア派武装組織は、米国が駐留外国軍の撤退を求めるイラク議会の決議に従わなかった場合、イラク国内の米軍基地を標的にすると威圧していた。

イラク議会は去る1月5日、国内の外国軍駐留を終わらせる決議案を賛成多数で可決した。

これは、イランのコッズ部隊(イスラム革命防衛隊の特殊部隊)のカースィム・スレイマーニー司令官と人民動員軍(PMF)のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官がバグダード国際空港の近くで米軍による空爆で殺害されたことを受けてのことである。



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( 翻訳者:吉永伊吹 )
( 記事ID:50352 )