インド:危険にさらされるイスラム教徒たち(2)
2020年12月17日付 al-Quds al-Arabi 紙


■人権レポート:インドがイスラム教徒にとって危険な場所となっている

【アンカラ:アナトリア】

同報告書は「最近インドで制定された市民法がアフガニスタン、パキスタン、ベンガルからの違法移民たちが国籍を取得する道を広げ、イスラム教徒に対する人種差別を生んだ」と明らかにしている。また、同国内の人権活動家らや国家が支援するイデオロギーグループが絶えず脅威に晒されていることを明らかにしたうえで、「市民社会の活動者、人権擁護者、デモ参加者、学者、ジャーナリスト、およびリベラルなインテリ層、つまり政府の行き過ぎ(た権力行使)に抗うすべての人々は常に危険にさらされている」と述べた。

オブザーバーらは「バングラデシュ、パキスタン、アフガニスタンの国籍を所有する非正規移民に対し、彼らがイスラム教徒でないこと、また自身の宗教のために迫害を受けていることを条件にインド国籍の付与を許す新市民法は、インドが立脚している民主主義的であり世俗的な価値観に矛盾する」と考えている。

(後略)

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( 翻訳者:福井寧々 )
( 記事ID:50353 )