スーダン:エチオピアとの戦闘を受けてブルハーン中将がガダーレフ州を訪問
2020年12月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

■スーダン:エチオピア軍・民兵との戦闘を受けて軍と政治的連帯

【ハルツーム:イマール・アウド、本紙】

昨日木曜(17日)、スーダンとエチオピアの間で緊張が高まった。これは、スーダン軍とエチオピア軍およびエチオピア民兵との戦闘の中で(スーダン軍の)高級将校1人と兵士3人が殺され、14人が負傷したことを受けての事態だ。なお、戦闘は火曜に発生し、スーダン政府は国境地帯の軍備増強を行っていた。

スーダン軍の最高司令官、アブドゥルファッターフ・ブルハーン中将は、参謀総長ムハンマド・ウスマーン・フセイン少将と複数の軍司令官らを同伴して、ガダーレフ州に到着した。ガダーレフの第二歩兵師団本部で一行を迎えたのは、東方司令部総司令官アフマダーン・ムハンマド・ハイル少将と、第二歩兵師団長タイーブ・ジャアファル少将であった。

ガダーレフ州クライシャ市アブー・トゥユール地区におけるエチオピアによるスーダン軍部隊への攻撃の後、国境沿いにスーダン軍が前進し、野営地を定めて展開していることに関して、ブルハーン中将はブリーフィングを受けた。

クライシャ市の目撃者は、本紙に対して「エチオピア軍の大砲の音は町中で、断続的にはっきりと聞こえた」と語った。

スーダン軍は木曜の早朝、国境沿いの軍備増強を継続する中で厳戒態勢を敷くと発表した。

(後略)

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( 翻訳者:井口 利奈 )
( 記事ID:50355 )