中国へ鉄道で13日、輸出開始
2020年12月23日付 Hurriyet 紙


運輸大臣のルフサル・ペクジャン氏は、「トルコ製品を歴史的なシルクロードを辿って鉄道を通じて世界最大の市場の一つである中国へ13日間で到達させることに喜びと誇りを感じています。」と語った。

ペクジャン運輸大臣は、イスタンブルのチェルケズキョイからスタートした旅路を中国の西安市で終える最初の輸送車両の歓迎式典へビデオカンファレンス形式で参加をした。

同大臣は、トルコを出発しジョージアとアゼルバイジャンを過ぎ、カスピ海を越える形によってカザキスタンを加え、約8700キロメートルの旅程を有する輸出鉄道は、トルコから極東への鉄道運送の点で美しいスタートをなしたと述べ、次のように語った。

「双方向輸送によって、ヨーロッパとアジアの貿易を豊かにすることに貢献するであろうと信じる「中央回廊」が、鉄道輸送とともに活性化するのを皆で目にしているのです。今回とその後に続くことになる私たちの旅路が、我が国の輸出同様に、トルコ及び中国間の相互貿易、さらにはグローバルな貿易にも貢献することを願っています。」と評した。

大臣は、近年の国際経済の発展が、力強いロジスティクスの選択肢を持つことの重要性を明白にしたと強調して、パンデミックのために陸路輸送にもたらされた制限の数々が、パンデミックから比較的少ない影響を受ける鉄道輸送分野の戦略の重要性を増したと伝えた。

また、今日発展を続けている経済国として前面に出ているアジアの国々が、グローバルな貿易から手にするシェアを増やし、グローバルなヴァリューチェーンにおいて重要な役割を担い続けるということに注意を促し、トルコもまた生産と輸出インフラにおけるダイナミズムと並行して豊かな人的資源をもち、イノベーションに長け質の水準を担保することで、国際経済の重要かつ明確なアクターの一人であるという特性を日々増していると述べた。

ペクジャン大臣は、アジアとヨーロッパ間の橋となることで、ロジスティクス及び運送の点でトルコが戦略的な重要性を継続していると強調し、この枠組みにおいて、一路一帯プロジェクトを、トルコの理論的なアドバンテージと優位性を実践的な利益へと転換することのできる重要なプロジェクトの一つとして見ている、と語った。

■この歴史的な旅は、トルコとその輸出業者の成功である

大臣は、省として、特に中国への交通において重要な通行点であるバクー・ティフリス(トビリシ)・カルスの鉄道路線における作業もまた重視し、支援していると語り、以下のように続けた。

「バクー・ティフリス・カルス鉄道路線の、ひいては「中央回廊」の有効な活用は、関係する全ての利益共有国が協力を増し、カスピ海の通行が支障なく更に頻繁に使用される事で成功することになりましょう。関連する全ての国々が共に働き、「中央回廊」が更に頻繁に使用される状況をもたらすことは、地域における持続可能な発展に重要な貢献をもたらすことになるでしょう。また我が国も創設メンバーである『アジア投資及びインフラ銀行』は、一路一帯プロジェクトの枠組みの中で戦略的な可能性の数々を提供してます。このためトルコ系企業が『アジア投資およびインフラ銀行』の融資を得て今後実施するプロジェクトの数々において影響力のある位置を占めるよう願っています。」

歴史的な日に、歴史的な旅が成功裏に完遂されるのを目撃したと語るペクジャン大臣は、以下のように語った。

「トルコ製品が、歴史的なシルクロードを辿って鉄道を通じて世界最大の市場の一つである中国へ13日間で到達することに喜びと誇りを感じています。こうした輸送の旅は増え、継続することになりましょう。私たちもまた、これに必要なありとあらゆる協力を行います。この歴史的な旅は、トルコ及び私たちの輸出業者の成功として歴史に残り、我が国の輸出の冒険においても重要なマイルストーンを作りあげました。」

ペクジャン大臣は、今後トルコ-中国の両国関係が持続可能で安定しバランスの取れた形で発展することに寄与することになろう鉄道によるこの重要な運行が、トルコの輸出業者そして我が国にとって幸多きものになることを願った。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:50358 )