モロッコ:国王はパレスチナに対する支援の姿勢を改めて確認(2)
2020年12月23日付 al-Quds al-Arabi 紙


■モロッコの国王はアッバース大統領に対し、パレスチナ問題に関するモロッコの支援を確認・・・ビン・キーラーン前党首はウスマーニー首相の辞任を拒否

【ロンドン:本紙】

この書簡は、ラバートにおいて米国・モロッコ・イスラエル間の経済分野における協力およびモロッコ・イスラエル間の空路直行便の開放について規定した表明への署名がなされた翌日に送られた。これと並行して、米国はモロッコ・ポリサリオ戦線間の係争地である西サハラに対する前者の主権を承認していた。

一方、モロッコの「公正発展党」のアブドゥルイラーフ・ビン・キーラーン前党首は水曜日(23日)、サアドッディーン・ウスマーニー首相兼公正発展党党首に対する辞任要求を退けた。これは同首相がイスラエル、米国との「共同声明」に署名した翌日のことである。

ビン・キーラーン氏は、自身のFacebookページでのライブ配信中になされた発言のなかで「私はウスマーニー首相の、イスラエルとの共同声明署名後の辞任要求を却下する。なぜなら彼の政党(公正発展党―イスラーム主義政党)は様々な団体が集まった党であり、特定の時間内に集まり、適切な諸決定を下しているからだ」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:50371 )