アルジェリアの外相がチュニジア、リビアの外相と協議
2020年12月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アルジェリア:リビアの情勢に関してシヤーラ大臣、ジャランディー大臣と協議
【アルジェ:アナトリア通信】
アルジェリアのサブリー・ブーカードゥーム外務大臣はチュニジアのウスマーン・ジャランディー外務大臣、リビアのムハンマド・ターヘル・シヤーラ外務大臣とリビアにおける最新情勢について電話会談を行った。
火曜晩にアルジェリア外務省が発表した2つの声明によると、ブーカードゥーム大臣はシヤーラ大臣と電話会談をし、またジャランディー大臣からの電話を受けた。
アルジェリアとリビアの外相間の会談では、リビアの最新情勢と国連が主導する政治プロセスの展望について話し合われた。
ブーカードゥーム大臣は、外国のいかなる介入からも距離を置き、危機に対する国内の政治的解決に到達するため、アルジェリアがリビアの人々と義務を果たし、連帯することをあらためて強調した。
アルジェリアとチュニジアの外相間の電話会談は、リビアの情勢に関する調整及び協議の継続や、リビア国民の統合と国家主権を維持する恒久的解決を実現するための政治プロセスをどのように推進するかということにも及んだ。
この数か月の間に、アルジェリアはリビア危機の当事者間の仲裁を主導し、また、数年前から続くリビア紛争を終結させるため、今年の初めにはベルリン会議に参加した。
リビアでは、当事者たちが紛争の解決に対する政治的、軍事的レベルの進歩を遂げたにもかかわらず、10月23日以降は、革命民兵のハリーファ・ハフタルが停戦を時折破る事態に見舞われている。
この国は数年前から、立法機関と行政機関の分裂に苦しんでいる。また、それによって甚大な物質的破壊に加え民間人の命を奪う武力紛争が発生した。
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( 翻訳者:平野日向子 )
( 記事ID:50387 )