「ヘディーヴの道」から151年:考古学者マリエットの偉大な貢献 (4)
2020年12月30日付 Al-Ahram 紙


■ピラミッド群地区に続く「ヘディーヴの道」から151年…サッカーラ砂漠での考古学者マリエットの偉業を認識

【本紙:マフムード・デスーキー】

サラーマ氏は、「サッカーラでマリエットとともに活動していた作業員たちが、その木像を発掘した。その木像は命が吹き込まれたかのようにリアルで見事な出来栄えだった。作業員たちの村の村長によく似ていたので、彼らはその像をシェイク・エルベレド(村長)と呼んだと言われている。そして、一般には、高級神官で王の軍隊の書記官も務めていたカー・アペルではなくシェイク・エルベレド(村長)の名で知られている」と説明している。そして「木像は古王国時代からエジプト各地で制作された。ファラオ時代の信仰に基づいて、(死者の)魂が復活して宿りやすいように安置された」と付け加えた。

2020年のサッカーラにおける最新の発見も注目に値する。今世紀最大級の考古学的発見との声も挙がっている。発掘品には多数の木像も含まれていた。エジプト考古最高評議会事務局長のムスタファ・ワズィーリ博士は、法官ブヌ・ミスの墓の内部で木像が発掘される瞬間を配信している。この木像は王に仕える神官ハテプ・カーの像である。

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( 翻訳者:山下聡一郎 )
( 記事ID:50394 )