モロッコ:国外在住のモロッコ人YouTuberらを名誉毀損容疑で告訴
2020年12月31日付 al-Quds al-Arabi 紙
■モロッコの諜報機関が在外モロッコ人YouTuberらを名誉毀損の容疑で告訴
【ラバト:本紙】
モロッコの治安・諜報機関は、ラバトの第一審裁判所において、モロッコ国外に住む複数人に対する訴状を検察に提出した。彼らには同機関のスタッフを職務遂行中に侮辱し、機関も侮辱し、虚偽の中傷を行い、架空の犯罪を報告し、虚偽の主張や事実を放送および流布し、名誉を毀損した容疑がかけられているという。
なお、本件はアブドゥッラティーフ・ハンムーシー氏が率いる文民による諜報機関である国家安全総局と国土監視総局、およびヤースィーン・マンスーリー氏が率いる、軍の国外諜報機関である研究情報総局のそれぞれに関係している。
水曜日(30日)に前述の機関が発出した共同声明によると、ラバトの管轄司法当局に対する訴状の提出は、これらの治安機関に保証された告訴権行使の一環であり、また治安機関のスタッフが職務遂行中に受けた誹謗中傷を理由に、彼らに保証された「国家保護」原則を実行に移す観点からの行動であるという。なお、今回の告訴は被告人側が犯した度重なる名誉毀損、侮辱、中傷行為の結果であるという。
モロッコのメディアやYouTubeでは、侮辱、中傷、家族の秘密に特徴付けられるような新たな現象が起きている。
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( 翻訳者:村田光 )
( 記事ID:50395 )