サウジアラビアとUAEを差別化し分離させようと試みるナスルッラー書記長
■ナスルッラー氏、レバノン・サウジアラビア間の敵意を煽り、ハリーリー政府を差し押さえる
【ムニール・ラビーウ】
ナスルッラー書記長が望んでいた全ては、地域内で起こりうるあらゆる発展にサウジアラビアが関与したという事実を非難することであった。(同氏によれば)同氏に対する個人的暗殺(の試み)であれ、ヒズブッラー、その拠点、その精巧なミサイル、あるいはイランに対する治安作戦の実行であれ、サウジアラビアはそれらに関係していたという。
ビン・サルマーン皇太子が自身の暗殺を煽動したと非難する文脈においてでさえ、ナスルッラー書記長は、自身がアメリカやイスラエルではなく、サウジアラビアのターゲットであることを示した。これはサウジアラビアに狙いを定めつつ、地域内で起こっている全てに関連して同国を非難する文脈において、同氏が世間に伝播したい最も危険な現象の一つであろう。これはサウジアラビアがあたかもイスラエルであるかのようであり、むしろイスラエルやアメリカが行いたい以上のことを望んでいるかのようだ。あるいは両国がサウジアラビアに服従してしまったかのようである。
(後略)
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:50398 )