大統領、ボアジチ大学学長にAKP国会議員候補者任命―反発広がる
2021年01月02日付 Cumhuriyet 紙
公正発展党のメリフ・ブルが、大統領令によりボアジチ大学の学長に任命されたことは学生らの反発を招いている。
レジェブ・タイイプ・エルドアン大統領は、5大学の学長を任命した。大統領府による任命決定は、官報に発表された。
これによるとボアジチ大にはメリフ・ブル博士、パクッカレ大学にはアフメト・クトゥルハン博士、アンタリア科学大学にはイスマイル・ユクセキ博士、ベイコズ大学にはメフメト・ドゥマン博士、チャー大学にはウナル・アイ博士が、それぞれ学長に任命された。
公正発展党で要職をしめ、最近ではイスタンブル第一選挙区で国会議員候補となっているメリフ・ブル氏が、この度の大統領令によりボアジチ大学学長に任命された。
この任命に反発した学生らは、「民主的なプロセスをへずに任命された、大統領側近の学長を受け入れることはできない」としている。
ボアジチ学生会による発表では、次のようにのべられている。
「大統領府の決定により、我々の大学にメリフ・ブルが管財人として任命されたことがわかった。ボアジチ大の学生として民主的なプロセスをへずに任命された、大統領側近の学長を受け入れることはできない。メリフ・ブルは、我々の学長ではない。」
ボアジチ大学の学生と連帯を示す中東工科大の学生らも、この任命に反発している。中東工科大を守る会のアカウントでなされたコメントでは、次にように述べられている。
「ボアジチ大学に、以前に公正発展党から国会議員立候補したメフメト・ブルなる人物が、管財人学長として任命された。大学は、わが国の社会の安寧と未来のために、科学を生み出している。あなた方が政権に留まるためにあるのではない。」
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:50404 )