アルジェリア:米国に中立な対応を求める
2021年01月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■アルジェリアは「中立的に」地域の危機に対処するよう米政府に呼びかける
【アルジェ:本紙】
アルジェリアは木曜日(7日)、「モロッコの東の隣国(注:アルジェリアのこと)」が拒否したままの、西サハラに関するドナルド・トランプ大統領の決定後初めてとなるやり取りの中で、地域的及び国際的危機の対処において「中立的」役割を果たすよう米国に呼びかけた。
これは、アルジェリアのサブリー・ブーカードゥーム外相が、2日間の訪問で水曜日の夜に到着した米国のデイビッド・シェンカー近東担当国務次官補を迎えた直後の、アルジェリア外務省の声明の中での呼びかけだ。
声明によると、ブーカードゥーム外相は「会談は様々な協力分野における二国間の相互関係を率直かつ包括的に評価する機会だった」と述べたという。
また、「会談では西サハラ、マリ、リビア、サヘル地域、中東といった共通の関心事項である地域的、国際的問題も扱った」と続けた。
そして、「現状の課題において必要とされている中立的な枠組みの中で、世界や地域の平和を再度推進することを目的として米国に期待される役割の性質」について強調した。
在アルジェリア米国大使館は本日未明、二国間及び地域の問題に関してアルジェリアの高官と会談するため米国の代表団がアルジェリアに到着したと発表した。
(後略)
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( 翻訳者:植田晴紀 )
( 記事ID:50420 )