アルジェリア:月末にもロシア製のコロナウイルスワクチン接種を開始
2021年01月10日付 al-Quds al-Arabi 紙

■今月最終週よりアルジェリアでは国民へコロナウィルスワクチンの接種を開始

【アルジェ:本紙】

コロナウィルス・フォローアップ委員会幹部の発表によると、アルジェリアはCOVID-19のワクチン接種を国民に対して開始するという。また、同幹部は近日中に到着するワクチンの受け入れ準備、およびワクチン接種会場の準備は既に完了していることを明らかにした。

コロナウィルスのモニタリング・フォローアップに関する科学委員会の委員であるリヤード・マフヤーウィー氏はラジオ・アルジェリアでの発言の中で次にように述べた。「遅くとも今月の最終週よりワクチン接種のプロセスが開始されるだろう。近日中にアルジェリアにワクチンが到着し、国内全域の全アルジェリア国民が本プロセスの対象となる。」

アルジェリアはロシア製のワクチンである「スプートニクV」をすでに選択している一方で、他のワクチンを入手するための交渉を続けている。アルジェリアの政府高官によると、ロシア製ワクチンは有効率が95%であることが証明されており、重大な副作用も引き起こしていないという。

また、報道官は、本プロセスの第一段階では治安部隊や医療チームに加えて慢性疾患を抱える患者や高齢者がワクチン接種の対象となると述べた。

さらに、ワクチン接種キャンペーンの実施のため、マフヤーウィー教授はワクチン接種プロセスの開始に先立ち、今年1年は続くであろう同プロセスのために保健省が8,000か所以上の保健センターを用意していると語った。なお、ワクチン接種を受けた者を対象にメディカルノートが配布されるという。

コロナウィルスのモニタリング・フォローアップに関する科学委員会の報道官であるジャマール・フーラール氏はアルジェリア政府が15億ドルほど拠出しており、ロシア製ワクチンの初回出荷分を受け取るため1.15億ドルを割り当てていると語った。

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( 翻訳者:中村 優世 )
( 記事ID:50461 )