■ムハンマド・マースーと弟アラーウ、シリアの戦禍によって引き裂かれた二人がオリンピックによって再び団結する

【FilGoal：イスラーム・アフマド】

オリンピック旗とオリンピック国歌に従うチームであるオリンピック難民選手団という名称は、2016年リオデジャネイロオリンピックで初めて登場した。

この選手団は当時シリア、南スーダン、コンゴ民主共和国、エチオピア出身の選手たちによって構成されていた。また2016年に10人であった総メンバー数は2020年東京オリンピックでは29人まで増加した。

東京オリンピック開会式で、カメラはトライアスロンのシリア代表選手であるムハンマド・マースーと、オリンピック難民選手団の競泳選手である弟アラーウ・マースーの間の温かい抱擁を捉えた。

الرياضة تجمعنا 💪😍

اللاعب السوري محمد ماسو لاعب الترايثلون من الوفد السوري يلتقي بأخيه علاء ماسو لاعب السباحة في الفريق الأولمبي للاجئين في افتتاح الأولمبياد pic.twitter.com/d2mU0RVcyd

— FilGoal (From 🏠) (@FilGoal) July 23, 2021

アラーウ・マースーは、2020年東京オリンピックにおけるIOCオリンピック難民選手団のメンバーに選ばれた難民アスリート向けのスカラーシップ（奨学金）を保有している。

アラーウは4歳で競泳をはじめ、軍を退役した後に自身の父親からのトレーニングを受けた。しかし彼は、シリア情勢のために2012年から2014年まで競泳を練習することができなかった。

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（ 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 ）
（ 記事ID:50467 )