イギリス:「テロリスト」認定をめぐりパレスチナ人活動家が法的勝利(1)
2021年01月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■二年以上続いた取り組みの末、メディア関係者のザーヒル・ビーラーウィー氏がワールド・チェック社に対して法的勝利を収める。

【ロンドン:本紙】

メディア関係者でヨーロッパ・パレスチナ交流フォーラム(EuroPal Forum)代表でもあるザーヒル・ビーラーウィー氏は、ワールド・チェック社に対して新たに法的勝利を収めた。約二年半続いた取り組みの末、ビーラーウィー氏の弁護団はワールド・チェック社に対し、「テロリスト」一覧からの同氏の名前の削除、および弁護士費用に加えて一覧への不当な掲載によって生じた損害の相当額の賠償金支払いの義務を負わせたのだ。

ビーラーウィー氏は自身の声明の中で、ロンドンの裁判所にワールド・チェック社を提訴すべく、同様の案件を専門とし、ロンドンのバーリントン社と後に合併したファールーク・ビジュワ弁護士事務所と委任契約を結んだと述べた。訴訟の背景には、テロリスト一覧に同氏の名前を掲載するような分類を行ったことがあるという。なお、この一覧は一種のデータベースであり、全世界の企業、警察のような諸政府機関、移民団体、そして慈善団体に至るまで、潜在的な顧客の情報を提供している。


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( 翻訳者:前田 遥 )
( 記事ID:50478 )