シリア:シリア大統領としてのアスマー夫人(1)
2021年01月14日付 その他 - al-Arabiya.net 紙
■シリア大統領としてのアスマー夫人…ダマスカスが秘密裏に構想する計画とは
【アル・アラビーヤネット】
アスマー・アフラス(シリア大統領夫人)氏の肖像は、アサド政権の支持者らによってソーシャルメディアのアカウント上でそう描写され、同政権自体がそう喧伝しているような「ミセス・ジャスミン」としての姿から、アサド政権の諸大臣オフィスに設置された「公的な」写真へと変化した。このような変化は、ダーリム・タッバーア教育大臣が今月5日、自身のオフィスで国連代表団との面会を行った際に確認された。
政権メディアによって報じられた詳細によると、アサド政権部局内で、アスマー氏の写真がアサド大統領の肖像に並んで設置された。さらにアサド大統領が率いる「バアス党」の広報機関は、同氏の妻の写真を再び掲載した。彼女の写真は、秘密裏かつ未発表のプロジェクトを伴う「回転ドア計画」のうち、これまでにすでに言及されてきたものへの公なシフトの一環として、諸大臣オフィスの壁に掛けられている。「回転ドア計画」とはすなわち、アサド大統領を退任させ、その代わりに妻であるアスマー氏を政権内に据えることによって、国際的制裁および現大統領に課された包囲の影響を解消しようとするものであった。これはシリア危機における解決策の発明であり、アサド政権はこれが政治的、経済的および社会的な締め付けから自らを救出するものであると考えている。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50506 )