シリア:シリア大統領としてのアスマー夫人(2)
2021年01月14日付 その他 - al-Arabiya.net 紙
■シリア大統領としてのアスマー夫人…ダマスカスが秘密裏に構想する計画とは
【アル・アラビーヤネット】
「アサド大統領は留まりたいと考えているが、彼の代わりは彼の手中にいる」
アスマー夫人を昇進させてシリアを統治させる具体的な計画の有無に関連してシリア人ジャーナリスト兼政治アナリストであるアイマン・アブドゥッヌール氏が語ったところによると、この問題の根底に存在するのは、アサド氏が大統領に立候補したいと考えているという事実である。しかし大統領をアスマー夫人に置き換える計画は現在のところ、アブドゥッヌール氏が木曜日にアル・アラビーヤネットとの通信のなかで述べたように、「プランNo.2」あるいは「プランB」であるという。同氏によれば、バッシャール・アサド氏は「留まりたい、継続したい」との意向を持っている。そしてこれはアサド氏が、「対立候補」との大統領選に立候補するといった特定の装飾装置によって、大統領選トピックを「強調する」可能性を示唆しつつ、以前ロシア政府に対して伝えていた内容でもあった。
アブドゥッヌール氏はアル・アラビーヤネットへの通信のなかで、ロシアが次期大統領選挙においてアサド氏に対する「有力な対立候補」の擁立を「手配する」可能性があることを明らかにした。またアサド氏の対立候補となる人物として、有力な野党に属する人物、あるいはシリアにおけるなんらかの反体制構造内の元幹部が考えられるとした。さらにアブドゥッヌール氏は同様の文脈のなかで、モスクワは対立候補擁立の計画において「いまだ成功していない」が、「アレンジ」は順調に進捗していることを明らかにした。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50507 )