なぜジハード主義者たちはイブン・タイミーヤに反旗を翻したのか?(2)
2021年01月16日付 al-Quds al-Arabi 紙
■なぜジハード主義者たちはイブン・タイミーヤに反旗を翻したのか?
【本紙:ファイサル・カースィム】
「このことからあなたは、ラーフィド派、イスマーイール派、ヌサイリー派の一団が本質では自分たちの言葉が不道徳であることを知っていて、信頼できる者たちとそのことを話し合っていることを知る。」、「ラーフィド派は諸宗派のうちで最も無知であり、最も虚言癖があり、伝承された事柄および理性の対象である事柄に関する真理から最も遠いのである。彼らは自分たちの宗教の法源に基づいてタキーヤ(信仰秘匿)を行なっており、お家の人々(預言者ムハンマドの一族)に数えきれないほどの嘘をついている。ついにはジャアファル・サーディク(12イマーム派にとって6代目のイマーム)が『タキーヤは私と私の先祖の宗教である』と語ったと話すほどである。」、「それゆえ、イスラーム法学のイマームの中にラーフィド派の信徒が相談をするような人はいない、ハディースのイマームの中にも、禁欲と崇拝のイマームの中にもいない。さらに、神が支援され勝利を約束された軍の中にラーフィド派の軍はない。イスラームを擁護し、それを実践し、イスラームの敵に対してジハードを行なった王たちの中にラーフィド派は1人もいない。また、賞賛すべき行いをした宰相たちの中にラーフィド派は1人もいない。」、「そしてあなたは、壁龕の民(スンナ派)の中にラーフィド派よりも無知で世俗的な者を1人も見出さないであろう。」「空っぽな人間から聞かされ伝えられたことは無視しなさい、そしてすべての理性のある人にイスラームに今、何が起こるか、どんな誘惑や悪や腐敗が忍び寄って来るかを見てもらうがよい。きっと彼(理性のある人)はそれらのほとんどがラーフィド派の仕業だと見るだろう。そしてあなたは彼ら(ラーフィド派)がもっとも狡猾で邪悪な人間だとわかるだろう。彼らはできる限りの誘惑と悪行で、ウンマ中に腐敗をもたらそうとする。」
(3)に進む
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:藤原路成 )
( 記事ID:50508 )