ギリシャ正教首座主教によるイスラーム教に関する声明が非難を集める(1)
2021年01月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「イスラーム教は宗教ではなく、イスラーム教徒は戦争の人々である」とするギリシャ正教首座主教の声明が怒りを巻き起こす(ビデオ)
【n.p.:本紙】
ギリシャ正教会の首座主教であるイエロニモス2世が日曜日にテレビインタビューのなかで発したイスラーム教とイスラーム教徒に関する声明が広く非難を巻き起こしている。同氏はOPEN TVとの対談のなかで、ギリシャの独立戦争に関連し、イスラーム教は宗教ではなくイスラーム教徒は戦争の人々であると主張した。
イエロニモス2世は、「イスラーム教とイスラーム教徒は宗教でなく、それどころか野心的な政党、あるいは拡張主義的であり戦争志向の人々である。これはイスラーム教の特性であり、ムハンマドの教えはそうするよう呼びかけている」と主張した。
トルコ外務省はこれらの声明を強く非難し、聖職者は「迫害の種を蒔くのではなく平和のための行動をとるべきである」と強調した。
トルコ外務省は月曜日の声明のなかで、イスラーム教は寛容と憐れみに基づく平和の宗教であり、異なる宗教と文化の共存を保証すると強調した。
同声明が示すところによると、首座主教によるイスラーム教に対する敵意や暴力行為を扇動する挑発的な声明は、(今日存在する)イスラモフォビアが到達した恐るべき段階を示しているという。
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( 翻訳者:福井寧々 )
( 記事ID:50515 )