パレスチナ:アッバース大統領とネタニヤフ首相によるバイデン新大統領へのメッセージ
2021年01月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■アッバース・パレスチナ大統領がバイデン米大統領に対し、「包括的和平プロセス」の準備が整ったと保証、ネタニヤフ・イスラエル首相は同盟の強化を呼びかけた

【ガザ―ラマッラー:本紙】

パレスチナのマフムード・アッバース大統領は水曜、米国のジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領の就任に際して、ジョー・バイデン氏を祝福し、新大統領と新副大統領が最大の課題への直面において成功することを願った。

パレスチナの国営通信社「ワファー」が発表した内容によると、アッバース氏は「地域と世界の平和と安定のために協力することを楽しみにしている」と述べた。

アッバース氏は「パレスチナの人々の自由と独立への願望を実現する包括的かつ公正な和平プロセス」への準備ができていると強調した。

エルサレムがイスラエルの首都として承認されたことを受け、パレスチナ人が2017年12月に前米政権との関係を断絶していたことは注目に値する。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はバイデン氏に対し、「米国とイスラエルの同盟を強化」し、イスラエルとアラブ諸国の間の「平和の範囲を拡大し続ける」よう呼びかけた。

ネタニヤフ氏は、米国大統領に就任したジョー・バイデン氏と副大統領のカマラ・ハリス氏を祝福した。さらにビデオメッセージのなかで以下のように述べた。 「米国・イスラエル同盟の強化のためにあなたたちと協力し、イスラエルとアラブ世界の間の平和の範囲を拡大し続け、イランによる脅威をはじめとする共通の課題に立ち向かうことを楽しみにしている」。

占領国(イスラエル)はバイデン米政権発足の初日、ヨルダン川西岸地区に何百戸の入植を行ったわずか数日後であるにもかかわらず、新たに2500戸以上の入植地を建設した。

(後略)

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( 翻訳者:谷口萌依 )
( 記事ID:50529 )